Aromatherapyとは、Aroma（アロマ）= 芳香、Therapy（テラピー、セラピー）= 療法を組み合わせた造語で、日本語では「芳香療法」と訳されています。植物の香りやさまざまな働きの力をかりて、心や身体のトラブルを穏やかに回復し、健康増進や美容に役立てる自然療法の一つです。
草花や樹木から芳香成分を抽出した 精油（エッセンシャルオイル）や、芳香蒸留水（ハイドロゾル、ハーブウォーター、フローラルウォーター）を使用して、不調緩和や病気予防、美容やリラクゼーションのために役立てることができます。
メカニズム
五感（視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚）の中で唯一、ダイレクトに脳へと伝わるのが「嗅覚」です。香りの分子を嗅覚がキャッチすると、感情や本能を支配する「大脳辺縁系」や、自律神経を支配する「視床下部」にその情報が伝わり、体温や睡眠、ホルモンの分泌、免疫機能などのバランスを整えます。近年の研究ではアロマトリートメントによって、精油成分が皮膚から身体に働きかけることもわかってきました。
香りが脳に伝わり、心にも作用する仕組みを活用しています。その仕組みは科学的にも解明されており、香りの癒し効果と精油の薬理効果が、精神面の不調にも効果的です。
香りの用い方
アロマスプレーやディフューザーで部屋に香らせたり、入浴やトリートメント、スキンケアなど、さまざまな形で生活の中に取り入れることができます。
精油（エッセンシャルオイル）とは
植物はさまざまな分子で構成されています。その中の揮発性の芳香分子を集めたものが精油です。「エッセンシャルオイル」とも呼ばれることもあります。 水蒸気蒸留法、圧搾法、溶剤抽出法など によって、植物の花、葉、果皮、心材、樹皮、樹脂などから抽出した天然の成分で、有効成分を高濃度に含有した揮発性の芳香物質です。それぞれの植物によって特有の香りと機能を持ち、アロマテラピーをおこなう際に基本となるものです。
芳香蒸留水とは
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